子ども版NISA

子供版NISAはどんなもの?どうやって使う?

「貯蓄から投資へ」のスローガンの下、2014年1月から導入されたNISA(少額投資非課税制度)。
このNISAの未成年版、通称子供版NISAが2016年4月から開始されることになりました。

子供版NISAがどんなものか気になりますよね。
そこで、特徴を下記のとおりまとめてみました。

○0~19歳までの未成年。親権者が代行して口座を管理することになる。
○利用期間は2016年~2023年までの8年間。
非課税となる投資枠は年間80万円まで。繰り越しは不可。
 両親や祖父母が拠出することが想定されている。
○非課税期間は最長5年間。途中で売却した場合、非課税枠は回復しない。
 なお、非課税期間終了後も、次の子ども版NISA口座の非課税枠に組み換え可能。
○20歳以降は通常のNISA口座へ自動移管する。
○資金の引き出しは原則18歳までできない。
 災害等特別な事由以外で引き出す場合は過去に生じた利益にも課税される。
○年に1回金融機関の変更が可能。

なお、非課税となる投資枠についてですが、
80万円なら通常の贈与税の非課税枠の範囲内なので課税対象とはなりません。
しかし、他に贈与を受けた場合には贈与税がかかる場合があります。

子供版NISAの狙い

この子供版NISAの狙いは、冒頭に紹介したスローガンのとおり、
主に親・祖父母の世代から子・孫の世代に資産を動かすことにあります。

NISAの利用額は、50代以上が8割を占め、20代から30代の利用額は1割に満たないそう。
そのため、若い世代への資金移動を手助けする方法として子供版NISAが実施されるのです。
また、NISA利用者の4割強が女性投資家ということなので、
子を持つ母親が「わが子の将来のために」と子供版NISAを利用することも狙いの一つでしょう。

子どもNISAが利用可能な0~19歳までの人口は、2200万人強です。
そのうちの何%かが利用するだけでも、高齢者が保有する金融資産が流動化します。
なんせ、1500兆円に及ぶ個人金融資産の6割を占めるのが、60歳以上の高齢者だと言われているのです。
これにより、株式市場が活性化することも期待されています。

活用法

さて、この子供版NISAはどのように活用すればよいでしょうか。
NISAのメリットで一番に挙げられるのは、非課税枠です。
子供版NISAの資金を運用するのは親ですので、これを活用することで、
家族で利用できる非課税枠が増えると言えます。

例えば父、母、子供2人の4人家族の場合、子供2人のNISA口座を持つと、
2016年からは、家族合算で年間に投資元本400万円まで非課税で投資運用ができます。
株式投資や投資信託で得た値上がり益や、配当金にかかる20.315%の税金が免除されるのは非常に大きなメリットと言えますよね。
ただし、忘れてはいけないのは、株式や投資信託はあくまでも投資商品であるということ
そのため、値下がりした場合には損失が出ます。

子供版NISAは原則子供が18歳になるまで引き出せません。
そのため、長期運用が前提になります。
短期間で急激に値上がりする株や投資信託を選ぶよりも、
景気に左右されにくいディフェンシブ株などの長期投資向けの株や、ローリスクで安定した投資信託、 さらに、高配当銘柄や株主優待を実施している銘柄を運用するのに向いていると言えます。

株主優待も、遊園地等のテーマパークの入場券や、おもちゃなどが売っている家電量販店の金券、 そして食品など、子供に喜ばれたり、子育ての助けになる株主優待を実施している銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。

※ディフェンシブ株 ライフライン・生活必需品を扱う会社の株を指す。 ガス、食料品、薬、鉄道等、これらに関連した銘柄。

 

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